最近の性感染症のトピックス

 

セックス開始の低年齢化によって、婦人科を受診する中高校生が増えています。

私が小学校のころにはやったトラホームがクラミジア感染として最近注目されています。若者をはじめとして、ひろく流行しています。クラミジア感染はあまり症状がなく進行し女性の場合、卵管の癒着を引き起こし卵管性の不妊症の原因になるので、男女のカップルの一方が感染していることがわかったら、一緒に薬を内服することが必要です。

 

また子宮頸癌は以前は初めの妻が子宮癌で亡くなると、次の妻も子宮癌になることがわかっていましたが、なぜなのかはわかりませんでした。

最近子宮頸癌はヒトイボウイルスの感染によってひきおこされることがわかってきました。ヒトイボウイルスは、およそ100種類以上あって、そのうちの特定のタイプが癌をおこしてきます。つまり癌も感染症であり、中学高校生や20代女性の子宮癌検診の異常がふえています。

 

そしてしらみが出てきています。小学校のころ、しらみがはやり頭に白いDDTの粉をかけられましたが、そのしらみが婦人科領域で復活しています。

 

年頃の娘さんのおられるお母さん、性感染症から身を守る方法を教えられていますか?


ソフィア祐子レディースクリニック

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